ごきげんよろしゅう。月数百円ケチるのにタワレコに行くと諭吉がすぐに飛んで行く、ダメなオタクの典型例・nagyuでございます。

前回(2013年夏の陣)から数ヶ月ほどしか経過していませんが、現在MVNO業界は戦国時代の様相を呈しております。

Apple、SIMフリー端末を日本でも発売

SIMフリーの端末はAppleストアから購入できます
これが、ものすごくでかかった。今までSIMフリーだのなんだのを気にかけていなかった人も、「SIMフリー」という選択肢があることを学んでしまいました。GoogleのNexus系列は毎回SIMフリーで端末を提供していますが、どうしても上級者向けに見えてしまいます。(この辺りはいつも不思議)

ただ、最初からSIMフリーの端末を買った場合、さほど「お買い得」感はありません。現在、ドコモを中心にMNP一括0円まで墜落しているiPhone5Cが60,000円台から。24で割って月2500円。これに、MVNOのSIMを載せることになります。一方、MNPの一括0円は端末代が月の支払いから純粋に引き算されることになります。後者の場合はパケ使い放題・LTE保証で同額、あるいはその他のプランに変更するなどの手順でさらに値段をおさえることが可能です。

それを考えると、「価格面」についてMVNO導入を検討する場合、やはり強いのはドコモのスマホ購入となります。(→楽天市場のスマホ一覧。今から使うのであればAndroid 4.1以上、未使用品をオススメします)ただ、「キャリアに2年も縛られたくない、でも僕はiPhoneを使いたいんだ」というスナフキン感ある方の場合は一考の価値はあるでしょう。

OCN、SMSオプションとマツコ推し開始

OCNがSMSオプションを開始。ますます盤石になりました。私はガラケー持ってるんで必要ないんだけどもね…。

SMSが必要になるのは主に「端末認証」を行う場合です。一昔前であればGREE/Mobageの2大ソーシャルゲームプラットフォームのアカウントを作成する際必要でした。現在はLINEアカウントのイメージが強いのではないでしょうか。実際、他の人との連絡をLINE/Twitter/Facebookだけで済ませている、キャリアの通話とメールは必要ありません、という人はデータ専用端末だけで全てが事足りてしまう時代がきたわけです。

ここで、前回の記事からの繰り返しになりますが、nagyuのオススメは緊急時対応分を考慮したスマホ+ガラケー最低額保持の2台持ちです。データ通信のみ契約のMVNOでは、緊急時の通話(110など)が行えない可能性があります。また、災害時のサポートについても3キャリアほどのサポートは確立されていません。現在当たり前にできていることがなくなることについて、十分検討の上移行は行ってください。

今改めて、MVNO比較

では、やっていきます。nagyuさんはOCN モバイル ONE 30MB/月を利用しています。

安定の OCN モバイル ONE

今や、「月980円」程度ではインパクトがなくなってしまいましたが、それでも十分安い!

もしSIMを楽天で購入するのであれば、NTTレゾナント直営のgoo simsellerが一番安心ですが、現在楽天で検索をかけると(OCN モバイル ONE)「特典」としてSIMのサイズ調整アイテムをつけてくれたり、若干の値引きが加えられている店舗もあります。品物としては同じものですし、色々ついてきたほうが嬉しいのはもちろんですが、信頼できる店舗から購入しましょう。Amazonでも同様です。

ただちょっと気になってるのが、最近パケづまりのような現象を感じることが多くなってきたこと…。マツコ効果は絶大だったんでしょうか。MVNOって年縛りがないので、ユーザー流動性はすごく高いんだぞ!気をつけましょうね!と言いたいです(楽っちゃ楽なんだけど、私にとっては大変めんどい)。

BIC SIM

例によってBIC SIMです。月500MBまで、とOCNよりは若干制限が厳しいですが、このSIMの強さは月380円のWi2 300のアカウントが1つついてくるところ。つまり、SIMに支払っている金額は実質月600円、ではないんでしょうか。Wi2 300は複数の公衆無線LANスポットを横断して利用できる仕組みで、OCNが提供しているホットスポットよりも規模は広いです。タブレット端末を使った読書なんかは、無線LAN利用時のパケットは月制限にカウントされないと思われますし、休憩中にマックでDL、LANが無い環境下ではオフラインにして読むなんてのもアリな使い方かも。ただ、セキュリティが気になるお年ごろではありますが…。

U-mobile

Uってなによ、っていうと、USENのUだそうです。
U-mobileは「2段階制」としておきながら、「1GBまでは680円(税抜)」で使えてしまう恐怖のSIMです。ただし、1GBを一歩でも越えると1980円になります。ただ、1GBを超える通信を行うような状況というのは、例えば動画をLTE端末でじゃんじゃん再生したりしない限りはなかなか越える数字ではないと思います。また、使い放題の定額制で月額1680円プランも存在料金プラン。これは相当お値打ちです。OCNだと、速度制限つき7GB(実質使い放題レベル)で1980円。2GBまでで1580円ですから、ヘビーユーザーが初めてのMVNO移行先としてまずU-mobileを選ぶのはアリだと思います。

1点注意があるとすれば、サイトを見る限りnanoSIMへの対応が遅れているようです。自分が選んだ端末のSIMサイズは必ず確認することをオススメします。

b-mobile復活なるか

そもそもこの記事を書こうと思ったのは、こんなに盛り上がる前からMVNOで商売していたb-mobileがなりふり構わず突撃してきたからなのです。

2つの新しいデータ通信SIM

名前出しとるやん!!
露骨に客取られたとこの名前出しとるやん!!!

登録方法が不思議なプランで、まず他のプラン用のSIMを購入し、Web上で契約後にプランの変更を実施して初めて使えるようになるようです。最安は980円プランで新規加入、次にこのプランに移行、でしょうか。

OCNとの張り合いプランは1日制限が10M増えるということで、相当のインパクトです。1ヶ月に換算すると1Gを超えますので、U-mobileのうっかり値段が高くなる恐れがあるプランをのぞいたら最安値でしょう。それと比べると、IIJ比較プランは大人しい気がしますね。BIC SIMはそれにプラスで無線LANがついてくるわけで…

大体勝ち組が決まってきた

その他のLTE MVNOプランはだいたい似たり寄ったりなプランだったことを考えても、やはり、MVNO元のNTT系列が強くなるのは当たり前だよなあ、という状況ですね。そこに他資本が体当たりをぶちかましてきたぞ、さあどうしよう。みたいな。
価格競争という意味ではもう頭打ちでしょうから、これからは通信の品質と、それなりのお買い得感(これはBICのが一番感じる)かなーと思っています。

個人的には前お世話になっていたb-mobileが暴れてるのが面白いです!お世辞にも通信状況がいいとは言えなかった当時と比べて今はどうなのかも気になります。

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2 Thoughts on “月980円前後のMVNO比較(20141月版)

  1. IIJ系は月500MBなどの高速通信枠のオン・オフがアプリでできます。
    オフで200kbpsでいいやーという時は枠を消費せずに済む。
    また、枠を1ヶ月だけ繰り越しできます。
    さらに、「3秒ルール」がありまして、200kbps通信中でも最初の3秒だけリミッタオフです。

    などなど、どこの回し者かという書き込みでしたー。
    最後に私が参考にしまくりのサイトをご紹介しておきます。
    http://smartmobilewithasim.blogspot.jp/p/mvno20130528.html
    http://smartmobilewithasim.blogspot.jp/

  2. うーん、オンオフを気にしてセコセコ使うのってあんまり性に合わないというか…
    そんなギリギリじゃなくてある程度の余裕のあるプランにしたって全然安いじゃんーって思ってしまう派閥です。実際一日30MB超えることなどめったにないんで一番低価格プランだけどね!
    IIJ系は人気あるみたいだから気になることは気になるし、ビックのは乗り換え考えちゃうくらいの良条件だとはおもいますー。

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