cali≠gari/暗中浪漫は実際「銀座ジュエリーマキ」のCMソングに選出されたわけなのだけど(そしてファンは「大丈夫なのか」と心配したのだけど)、ここまで堂々と90年代末期邦楽好きが名曲として挙げることで有名な宝石屋サウンドをぶっこんでくるとは思いませんでした。どストライクです。行きの電車は延々と1曲リピートをかましています。

ちょっと暗くて、
ちょっと色気があって、
ちょっと切ない。

そんなあの時代の音楽を好む方なら、例えばcali≠gariという存在が嫌いな人間でもすっと入って行けてしまうと思っています。そういう意味では、この曲は彼らの曲では異端であると思います。ただ、決して路線としてズレてはいません。石井秀仁のもつ音楽性で桜井青の色に近づけたらどうなった?とか、そんな雰囲気を感じるのです。

そしてこの曲タイトルでシングルカットはされておらず、「#_2」初回限定生産盤としての登場となりました。2枚同時リリース、音源以外の部分が異なるわけですが、このサブタイトルがまたイカしている。
「今、CDは何故売れないのか?編」
「今、再結成ブームを考える編」
前者を、CDでリリースするんですから!もう、すげえよあんたたちとしか言えないわけです。外山さんが語ってらっしゃいましたが、爺さんがたが集まって考えるよりよっぽどまともなセッションに聞こえます。そういう意味でも、必聴。
11/11/11に出したかったアルバム「11」は1/11になるとか(笑)。期待です。

ところで村井さんはそろそろ高見沢さんみたいになっちゃうので落ち着いてください。

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