そもそも彼らは土日にライヴをやってくれなくて、なかなか見ることができなかった。
で、いつもサイトを見ては、試聴をしては、ああ、楽しそうだなあ、と珍しくソワソワ時を待っていた。

実験台モルモット、という名前を聞いた時点では、第一印象はあまり良くなかった。
90年代末期辺りをそれなりに音楽を聞いてきた高校生として過ごした身としては、「漢字+カタカナ」という表記を見ると内容如何問わずアレルギーに近いものを感じてしまう。
だってそれだけで、それなりに「オサレ」になるのだ。今まで無意味な響きだけで組み合わされた文字を幾度見てきたことか!

ただ、「実験台」と「モルモット」は幾度か反芻してみれば関係のないワードではない事に気づく。
すぐに浮かぶのは、「身を呈し、死す」
愛らしい動物を実験と称し斬る、その苦しさ、儚さ、達観、繰り返し――
知ってか知らずか狙ってか、彼らが謡いますは「切ナ色歌謡」。

…すいませんそろそろ疲れたので通常運行でいいですか。
この手の文章のご依頼お待ちしております(キリッ

そんなわけで、実験台モルモットさん見てきました。サイト↓
http://www.jikkendai.com/
元はと言えば知り合い経由で見てみたところ、あらあら良い曲をお歌いになる!ということでずっと聞きたかったのです。
特長といえば、やはりバイオリンがデフォルトでメンバーに入っていることか。そして、ボーカル氏の高音!これライヴで出るんかい!?wという。
歌謡、と歌ってはいますが、どちらかというとジャズ、とか、そちらの雰囲気を感じますね。
ヴィジュアル系の雰囲気だと思いますが、その中で言うとするなら、メリー、初期プラ、あとカリガリのゼリーあたりとかね。ここであえてカリガリを出したのは後ほどキいてきます。

たまたま私が出やすいところのハコでトリ(つまり、会社終わった後でも見られると言うこと!)だというんで初体験。
途中知り合いが全く見当たらなかったので、知ってる人を見ると(ノω-、)ってな感じでひたすらかまってもらってました(お前はいくつなんだ。

セットでびっくらこいたこと。
・バイオリンにエフェクターセット!!!
 「すげえ!エフェクター使うんすね!ヽ(*・ω・)ノ」
 「エレキですから!(キリッ」
 「\キャータツキサーン/」
・すんげー小さいハコなのに、ウッドベースwww
 いいぞもっとやれwww

MCで「僕たち、暗いですよ?盛り下がりました、は褒め言葉です」と告げられていたのですが、聞いたバンドの中で一番上がりました。
私が普段聞いている曲の違い(3バンド見たけど、全部曲調がガラッと違ったw)もあると思うんだけど、「ボーカルを含めた」演奏のバランス感とか、リズム隊の安定感(ここ大事だと思う!テストに出る!)が素晴らしかった。あの高音は生でも発せられた!
「声も楽器である」たまにどこぞのアーティストがどや顔で発する言葉ではありますが、まさにこのタイミングで実感することが出来ました。
なんであの辺とかこの辺(音源とライヴにギャップがある方々)がハコでかくできて、彼らは出来ないのだ!とモヤモヤしたくらいですw

一言で感想を言うのはなかなか苦手で、長くなってしまうなあ。
ああそうそう、「ここからここまでのCD全部くれたまえ」は本当にやりたかったですw
あのタイミングでやったらご祝儀的扱いを受けてしまいそうでやらんかったんだけど。次はやろうかな。あえて1枚ずつ買うってのもいいね。
そんなわけで、調子良いとき・時間が合うときはまた行きたいライヴでございましたとさ。

おもしろかったこと
・バイオリンソロで柵に足バーン載せたら柵もバーンと良い音を立てました
・バイオリンにうっとりしていたお姉さんが引きました
・ベースさんがどう見てもカリガリの村井研次郎大好きです本当にありがとうございました違ったら逆にびっくりします
・ベースさんが終演後どや顔で板東英二の真似してました
・そしたらモテのバイオリンさんから一斉に板東英二に人が動きました
・まとめ:バイオリンより板東英二がモテる
・社長おめでとうございました
・ライヴ写真を撮る際は「三脚」じゃなくて「一脚」(場所とるから)

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