2days行ってきました。はあ…(うっとり)

正直に話しますと、2days見に行ったのは山岡さんが出ていたからです。でもでも、例えおいちゃんがいなくても絶対に見には行っていたよ。

VISAGEって、私たちにとって青春そのものだ。
もちろん、リアルタイム世代じゃない。ただし、僕らの青春時代は彼らのフォロワが頑張っていた。ことあるごとにVISAGEの名前を目にした。それなのに、CDは全く、びっくりするくらいに手に入らなかった。今ほどYoutubeもネット配信も進んでいなかった。僕らの愛しているものが愛したもの、彼らの音源を探すこと、それを聞くこと。それが僕らの青春だった。山岡晃の青春は、僕らの青春を決定づけた。SHIBUYA TSUTAYAの洋楽コーナーでベスト盤を見つけた時、そんなおばかなことを一緒にしていた(多分、今もしている)友人と死ぬほど喜んだっけ。80年代のニューウエーブを逆行して体験していくにあたって、一番最初の橋をかけてくれたもの、それはVISAGEだった。

ただし、彼らは当時「終わったもの」だった。それが、ある日復活したと聞いた。「マジかよ」とは思ったけれど、触れることはできなかった。怖かったんだと思う。私が全く知らなくて、後から音源だけを聞いて、美しいものとして定義しているものを実際に見てしまうのが。

数年後、私はビルボードでミッジ・ユーロ(ex.Ultravox とか)を見てシビれていた。理由はいろいろあったのだけど、結局、「今見ないと一生見られない」度がMAXだったのが一番大きい理由だと思う。すっかり普通のおじいさんになっていた彼は、見た目とは全く裏腹のハイトーンでViennaを歌い上げていた。私は英語がさっぱり分からないのだけれど、意外とノリノリで演奏をしてくれたように見えた。一緒にライブを見ていた人たちにとっては数十年ぶりの邂逅なのだろう、きっといいとこにお勤めの大人たちがガン踊りしていた。
このライブのお陰で、私にとっての変なニューウエーブ信仰みたいなものがつき崩れたような気がする。神聖不可侵みたいな、そういうんじゃなくって、体験するもんだ、みたいな。

で、Visageが来てしまった。来ると思わないじゃない、フツー!?来たことないんでしょ今まで!今までの人生でここまで「今見ないと絶対見られない」感あったのないわ!

目の前で見たのは、昔の細面のスレンダーイケメンではなくって、小太りのおじさんだった(失礼)。でも、施されたメイクの先の眼光は昔のままだった。何より、おじさんが発したその声は、昔ドキドキしながら聞いたあの声そのまんまじゃーないか!
両日共によく動き、よくマイクパフォーマンスをして(まさかマイクスタンドのパフォーマンスするとは思わなかったw)、寝転んじゃうシーンなんぞも織り交ぜて、なんだかお尻までふっちゃって、もう、おじさんなのに異常な可愛らしさ!
それでいて、こちらをガッと睨みつけた時の眼光の鋭さからくる美しさ!
もう間違いないです、あなたです!そうです、一生見られないと思っていた僕らの青春と僕らの青春の青春は、あなたです!!

ちょっと気難しそうなところは予想の範疇内で、1日目の最初はちょっとピリピリしている気がしたけれど、途中からすっかりゴキゲンだったように思う。
「俺はコレ嫌いなんだよ」的なことを(I Hate とか言ってたので、さすがに分かった)言いながらアンセムチューンをぶっ放しちゃうあたりとか、「私が抱いていたVISAGE像」がいい意味で丸くなっちゃってて、笑ってしまった。
2日目はもう、最初から最後までゴキゲンでノリノリだった。マジかよ―明日俺んち帰るのかよ―的なことまで言っていた(よね?英語イミフなので勘違いしていたらすみません)。
「Fade to gray」を大合唱することなんて普通想像つきますか。つきませんよね。私もつきませんでした、でも、それは実際起こったことなんです。

で、フロアを見たら、私と同じく「僕らの青春」と「僕らの青春の青春」を目の当たりにした人たちが乱れ飛んでいた。そんなに激しく動くわけじゃない、けれど、年齢関係なくみんながノリノリで、キラキラした目で彼を見ていた。

今日でライブは終わったけれど、私はもう少しだけ延長戦を残している。
先に書いた友人は不思議なところで運がなく、今回のライブをお仕事で欠席したのです。仕事なんて休めばいいとか思いますが、そいうとこ律儀な人なんです。
で、ですな、撮影許可が出ていたんで、うちのXperiaでがんばって撮ってきたんです。
それを見ながら自慢話をして、会場で買ったニューアルバムを聞かせて、それで晴れて今回のライブはおしまいです。さて、いつ終わりを迎えましょうか?

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