やあやあ、土曜日はハッスルいたしましたな。
NHKで流れていた「今日は一日 ゲーム音楽三昧」を日がな聞いていました。
http://www.nhk.or.jp/zanmai/next/20100807game/

肝心の植松伸夫は居眠りして聞き逃したとか言う悲しい現実もありましたが(…)大変楽しめました。
できることなら椿姫彩菜のガチゲーマーぶりをもっと堪能したいところでありました。加藤夏希・椿姫彩菜・中川翔子の3人で番組もたねーかな。ジャンル違うから無理かな。

で、それを聞きつつ思ったことをエントリーします。
あくまでも私の思ったことだよ、ということで了解ください。


途中、すぎやまこういち氏が「コメントゲスト」として登場されました。
ご本人は当日行われるドラクエコンサートのために欠席、とのこと。
ただ、そのおかげで「完全に彼のペースによるドラクエ音楽にまつわる話」を聞くことができました。
ドラクエの音楽を作るきっかけのこと。(ゲームの感想を長文にてしたため送ったら電話かかってきた、というのは本当だったようだ)
打ち合わせの時の話。
そして、こんな話をしていました。

「オーケストラというのは、音楽にとって「ごちそう」です。
私はだから毎回ドラクエのために作った曲でオーケストラ演奏したCDを作っています」

ふと省みるに、すぎやまさんが「ゲーム音楽」という言葉を発した記憶があまりありません。
これは、とても曲解すると、「彼は「ゲーム音楽」を作っている感覚がない」ということではないのでしょうか。
すぎやま氏はドラクエの前から、もともと作曲を生業として生活していた方です。
そんな彼がドラゴンクエストという作品に曲を作ること、それは、劇中歌をつくるのと何ら代わりのない作業なのではないのでしょうか。
だからこそ、彼は「オーケストラで演奏する」ということにいち早くとりかかった。そう言えませんでしょうか。

しかし、彼の作った3和音のみによる素晴らしい楽曲、そして同様の苦労を重ねてきた先人の楽曲はいつしか「ゲーム音楽」と呼ばれるようになります。そして、ジャンルができるほど優れたものは模倣されていく運命にあり、それを支えるファンもでき、今や一ジャンルとして大成し、土曜日のようなラジオができるまでになりました。

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さてさて、そういえばこんなことをどこのインタビューでも言ってるおじさんがいましたね?

「いわゆるゲーム音楽なんて作りたくなかった」

山岡さん@サイレントヒルの話を振られたとき、です。
これだけ聞いていたとき、私は「あードラクエとかFFとかああいうのがいやって話かのー」と思ってました。まあ、確かに言いそうな話です。
山岡さんが本格的にゲーム周りの曲を作り始めたのはスーファミ後期かと思われますので、ゲーム音楽がジャンル「ゲーム音楽」として認知されきってしまった後の発言になります。

ところが、すぎやま氏も「ゲーム音楽」なんて作ってなかった。産んだ曲はゲームという枠の中だけで終わらせる気はなかったんです!
つまりだ、この二人には共通点「ゲーム音楽~ってのは意識して作らないです」が成立するのではないかと!
思うわけです!

そういえば、最近山岡さんは海外のゲーム音楽周りを集めた「オーケストラコンサート」でひっぱりだこです。
すぎやま氏のいう「ごちそう」になった自分の曲の前でギターを掻き鳴らしてらっしゃいます。それはそれは楽しそうに。
もちろん偶然に過ぎないですが、なかなか面白くないですか?これ。

そんな山岡さんの曲は聞き逃した分にない限りは土曜日のプログラムではかかりませんでした。多分、ご本人としては「本望」だと思います(笑)。
私がやるべきことは「今日は一日山岡三昧」でもできるような、あるいは「今日は一日劇中歌三昧」で山岡曲がでてくるような、それくらいに認知度を上げることなのかしらん?などと思ったとか思わなかったとか。

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